ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)の受験を考えている人は、こんな悩みを持つ方はいませんか?
■独学でも合格点を取れるのか?
■どれだけ難しいの!?
「どんな勉強を」「何時間やるか」、この答えが分からず、最初の一歩が踏み出せない人も多いでしょう。
実際に僕も受験する勇気が出ませんでした。
勉強する期間が1か月しかありませんでしたが、8~9割の点数を取れたので、勉強法は間違っていなかったようです。
そこでこの記事では、初心者でも1か月の勉強期間で合格できる3つのコツを紹介します。
この記事を読めば、「FP3級を合格するために必要な全ての手順」が分かりますよ!
勉強なんて、何か意味あるの?
こんな疑問を持つ方も、お金に関する勉強なので、資産家じゃなければ義務教育以上のスキルになりますよ。
今日が人生で一番若い日です。時間をムダにしない、最短、最高効率の学び方で、新しいスキルを手に入れてください!
FP3級を一発合格するためのコツ①難易度が低めのFP協会に申し込む
FPの試験実施機関は、【一般社団法人金融財政事情研究会(金財)】と【NPO法人日本ファイナンシャルプランナーズ協会(FP協会)】の2つあります。
試験は、【学科】と【実技】があり、学科は共通の試験範囲になります。しかし、実技は内容が変わるんです!
実技の範囲はこんな感じです。
とはいえ、初めて見た人は何が違うのかも分からないですよね?
それぞれの違いをザックリ解説していきます。
金財は保険関係の仕事の人向け
金財は、試験範囲が少し狭いかわりに、若干難しい特徴があるようです。
【保険顧客資産相談業務】
その名の通り、保険分野の試験範囲が広く取られています。ですので、保険会社に勤めている、もしくは将来保険関係の仕事に就きたい場合、【金財で受験して、保険顧客資産相談業務】を選択した方がいいと思います。
【個人資産相談業務】
普段の生活に直結している、税金、年金、資産運用、相続などを幅広く学べます。
金財の特徴である、「試験範囲が少し狭いかわりに、若干難しい」以外は、FP協会の【資産設計提案業務】で受験するのと変わらないようです。
FP協会は合格が目的の一般人向け
FP協会の学科は【資産設計提案業務】のみです。こちらも幅広い資産、税金関係の知識を学べます。
金財の個人資産相談業務と近い試験内容ですが、範囲が若干広く、難易度が少し低めという特徴があります。
FP3級を合格することが目的なら、難易度が低めの【FP協会】を選ぶべし
保険関係の仕事なら、金財の【保険顧客資産相談業務】、それ以外の一般の人は、【FP協会】で申し込めばオッケーです。
どうせ受験するなら、難易度が低くて合格しやすいFP協会で申し込もう!勉強時間も限られてるし!
FP3級を一発合格するためコツ②試験日までの勉強時間を逆算する
ここでは、独学での勉強法と、合格に必要な勉強期間をお伝えしていきます。
勉強期間は1か月以内がちょうどいい
勉強期間は【1か月】です!
これだけあれば合格点を越えられます。時間に換算すれば、3~40時間くらいです。
長すぎる勉強期間だと、逆に時間効率が悪くなるので、長くても2か月、短期集中型でも2~3週間用意しておけばOKですよ!
勉強方法はテキスト3周→問題集3周で合格圏内
FPの資格は6分野あり、広く浅い知識を求められます。まずはテキストを3周程度、パラ読みでいいので目を通しましょう。
いきなり問題集を解き始めてもいいのですが、知らない単語の羅列で、よっぽどやる気に満ち溢れていないとくじけてしまいます。
分からない単語と、丸暗記がいくつかあったので、直近に学んだ資格の中で、勉強するのが一番ツラかった…。
大人は大変だね。
本を読みなれていない人は、1~2週間使ってテキストを3周しましょう。
テキストを3周終わり次第、問題集を2周解いてください。この2周で全然解けなかったとしても、気にしなくて大丈夫。
問題集を3週目からは、苦手な所に時間を割り振っていきつつ、チェックしておいた問題に再チャレンジ。
この周回も、理解が足りないなーと思った問題はテキストで確認です!
確認作業がコツなんだね!
時間が残っているなら、この先も問題集だけやっていれば大丈夫でしょう。テキストを読むなら、苦手な所をピンポイントか、パラ読みで十分です。
FP3級を一発合格するためのコツ③見やすいテキストを選ぶ
資格試験で最も楽しいことは、本屋で見やすい本を見つけるまで立ち読みをすることです。
実際に使ったテキストを紹介します。
使ったテキストは【史上最強のFP3級テキスト&問題集】
資格の勉強はテキスト選びは超重要ですよね。とくにFPのテキストは種類が多く、どのテキストがいいか悩みがちです。
2時間の立ち読み+アマゾンのレビューがよかった本を参考にしました。
区切りごとに過去問が差し込まれているので、アウトプットも同時にできました。
問題集も頻出問題をガッツリ書かれています。特に、解説がわざわざテキストを読み返さなくても理解できるくらい、しっかり書かれています。
知識ゼロの僕でも分かりやすかったです!
FP3級の難易度は?独学のヒント・頻出問題を解説
どの辺が出やすいか、まとめおきます。勉強の参考にしてください!
僕が受験したのは2018年1月ですが、最新の問題集を立ち読みした限り、出題傾向と難易度に大きな変わりはないように思えます。
各6分野から10問ずつ、合計60問出題されます。60点満点で60%(36点)以上が合格点になります。
学科は6分野
学科は金財・FP協会、どちらも共通の試験範囲です。
ライフプランニングと資産計画
FPの倫理と関連法規、係数の活用、フラット35が出題されやすい所になります。
計算式が丸暗記になるところが難易度が高めですが、頻出問題は限られているので、要点を絞ればラクですよ。
リスク管理
地震保険、傷害保険、保険料の算定について頻出問題です。
特に、地震保険と傷害保険の【損害保険】についてと、
保険料の算定に関わる、【予定死亡率、予定利率、予定事業費率】は要チェックです!
金融資産運用
証券利回り、ポートフォリオとデリバティブ取引、元利合計額の計算について、よくテキストなどで確認してください。
タックスプランニング
譲与所得と取得費、住宅借入金等特別控除、確定申告など、社会人なら見聞きしたことのある項目が頻出です。
社会人では馴染み深いポイントなので、学びやすいですよ!
不動産
不動産登記記録、固定資産税、不動産利回りの出題が多いです。
不動産の項目は、固定資産税などの税金関係が特に複雑なので、最低限【納税義務者の要件(基準日は毎年1月1日など)】は確認しておけば間違いないです。
相続・事業継承
法定相続人関連、遺言書、小規模住宅などの評価減の特例が頻出です。
特に特定居住用宅地、特定事業用宅地、貸付事業用宅地の限度面積と減額割合は、まず出題されます。
法定相続人関連は、相続人の順位と相続分の割合から、【法定相続の割合を出す】問題をよく目にするのですが、テキストの表などで見ると分かりやすいので確認してください!
遺言書は3つの種類のちがいがあることを確認しておけばオッケーです!
実技(FP協会 資産設計提案業務)
学科で学んだ6分野が試験範囲です。
よく出る問題として、FPの倫理と関連法規、キャッシュフロー表、普通傷害保険、火災保険、地震保険などの保険関連を押さえてください。
学科との違いとして、キャッシュフロー表や源泉徴収票、四季報から問題を読み解くケースがあるので、問題集で見慣れておくと得点が稼げます!
範囲が広く見えますが、学科より深掘りした問題が出ないので、思っているよりも難易度は低く感じるでしょう。
実技(金財)
金財で受験すると、2つの実技から選択できます。
個人資産相談業務
FP協会の資産設計提案業務の試験範囲から、リスク管理を削除して、社会保険関連と、公的年金について範囲が少し広げたイメージが分かりやすいと思います。
保険顧客資産相談業務
社会保険と公的年金。個人、法人の保険。これだけで試験範囲の6割前後を占め、残りはタックスプランニングと相続関係になります。
FP3級の難易度と勉強時間のまとめ
長くなったので最後にまとめます!
一発合格の3つのコツはを解説しました。
- 難易度低めのFP協会で受験する
- 試験日までの勉強時間の逆算をする
- ベストなテキスト選びをする
難易度もテキストと問題集を3周すれば、1か月でファイナンシャルプランナー3級を合格できます!
あとは「行動」するだけです。見事、あなたが合格を勝ち取ることを確信していますよ。
僕が使ったテキストのリンクを置いときますので、参考にどうぞ。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
またねー!
普段は子育て関連の記事を書いています。
こっちも参考にどうぞ。
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