★2020年11月17日 更新しました!
こんにちは!来年7月まで1年間の育児休暇のタケゾーです!
子育て中の家族は、こんな悩みはありませんか?
一人で子育てしてると大変だから、パパに助けて欲しい…。
旦那も育児に積極的になってくれないかな?
子供にどうやって関わっていけばいいんだろう?
男性の育休取得は増えてきていますが、長期間会社を休むことに抵抗を感じますよね。
育児休暇は権利とはいえ、僕も会社に言い出しにくかったです。多少のパタハラも受けました。
そんな子育てに関する悩みは、男性も育児休暇を取得することで解決できると考えています!
実際、すごく助かっています。
この記事では、育児中のパパとママに向けて男性が育児休暇を取る平均期間やメリット・デメリットを詳しく紹介します。
✔本記事の内容
・男性が育児休暇を取ることで得られるメリットの一覧
・男性が育児休暇前後で想定されるデメリットと対処法
・パタハラがひどい会社は、転職も視野に入れるべき
この記事を読み終えると、男性の育児休暇のリアルがわかります。
夫婦でよく話し合って、可能であれば短期間でも旦那さんに育児休暇を取ってもらうといいかもしれません。
※3分ほどで記事は読み終わります。3分後には、今までよりも「男性の育児休暇についての理解」が深まるようになっているはずです。
男性の育児休暇の取得期間やメリットとは?デメリットも含めた経験談を公開
先に結論として、男性の育児休暇の平均取得期間とメリット、デメリットをお伝えします。
男性の育児休暇の取得日数トップ3(2018年度 出典:時事通信社)
1位 | 5日未満 | 36.3% |
2位 | 5~2週間未満 | 35.1% |
3位 | 1~3か月未満 | 11.9% |
女性の育児休暇の取得日数トップ3(2018年度 出典:時事通信社)
1位 | 10~12か月未満 | 31.3% |
2位 | 12~18か月未満 | 29.8% |
3位 | 8~10か月未満 | 10.9% |
育児休暇の取得率(2019年度 出典:公益財団法人ニッポンドットコム)
男性 | 7.48% |
女性 | 83.0% |
男性は長くても夏休み程度の日数しか育休を取れず、取得率も女性より圧倒的に低いですね。
育休のメリットとデメリットは以下の通りです。
育児休暇のメリット
・子供との時間を多く持てる
・ママの育児負担の軽減
・世間のママの話を聞く機会が増える
・父親の自覚の形成
・仕事から完全に解放される
育児休暇のデメリット
・男性の育児休暇への社内風土が無い
・出世への悪影響
・収入の減少による生活の不安定
男性の育児休暇はメリットもありますがデメリットもあります。
デメリットに関しては、ある程度打ち消すことができるので、詳しく解説していきます。
男性が育児休暇を取ることで得られる5つのメリットとは?
メリットとして、こんなことがあります。
・子どもとの時間を多く持つことができ、成長をすぐそばで見られる
・夫婦での時間をたくさん持て、ママの子育ての負担を軽くできる
・世間のママの話を聞く機会が増え、母親目線の育児を学べる
・子どもに接することで、父親としての自覚を持てる
・仕事から完全に解放されることで、キャリアプランの見つめ直しができる
それぞれ説明していきます。
男性の育児休暇のメリット①子どもとの時間を多く持つことができ、成長をすぐそばで見られる
子育て経験者や両親から、こんなことを聞いたことはありませんか?
子供の成長は早いよ!
はっきり言って1歳までの成長は、
爆 速 です。
聞くのと体感するのでは、まるで違います。
我が子の成長を毎日、すぐ近くで見れるのは育児休暇の最大のメリットであり、最高の人生の過ごし方の一つではないでしょうか。
たとえば、初めて寝返りをうった日、初めてハイハイした瞬間。
これは常に側にいないと、我が子の成長した瞬間に立ち会うことは難しいです。
男性の育児休暇のメリット②夫婦での時間をたくさん持て、ママの子育ての負担を軽くできる
積極的に家事と育児に関われることで、ママの負担を減らすことができます。
そもそもの話ですが、ママさんは子供がお腹にいる時から超大変です。
妊娠初期のつわり。中期から後期にかけては、お腹の張り、腰痛、その辛さ抱えたまま家事。
出産後は全体力を使い果たした直後から、赤ちゃんに授乳が始まります。
産後の入院中は、看護師に呼ばれて、フラッフラになりながら、我が子の元に行くママさんがいましたよ。
おなか減ったよー!
そんな、命を懸けて子供を産んでくれた妻を、旦那側は助けてあげたいと思いませんか?
確かに、パパは仕事をして疲れた中で育児をするのは、まぁまぁ大変です。
ところが、育休は実質毎日が日曜日みたいなものです。
仕事の疲れもストレスもなく、自分の子供に関わることができます。
あなたの家族の絆も深まりますよ!
男性の育児休暇のメリット③世間のママの話を聞く機会が増え、母親目線の育児を学べる
育児休暇を取ったのなら、他のママさんの子育ての悩みを聞く機会が増やしていきましょう。
他の家庭の事情を知ることで、自分の子供へ対応力が増えるからです。
たとえば、子供と公園に散歩に行くと、同じくらいの月齢のママさんに会う事がよくあります。
とはいえ、近所に公園がなかったり、同じ月齢の子がいない地域だった場合があると思います。
そういう状況の時は、市町村の子育てサロン室がオススメですよ。
こちらも参考にどうぞ!
男性の育児休暇のメリット④子どもに接することで、父親としての自覚を持てる
子育てに参加できないと、どうしても父親としての意識が薄くなってしまいます。
仕事から帰ってきても赤ちゃんの寝顔しか見られないパパも多いようです。
パパがいないと寂しいよぅ。
仕事から帰ってきて、子供の話をママから聞かされたとき、まさかこんなこと言ってませんよね?
疲れてるから後にして。
いま、仕事してるから。
言ってないですよね?大丈夫ですよね…?とはいえ、こんな旦那さんの考えも理解できます。
男は稼ぐことが仕事!
家ではゆっくりさせてくれ。
確かにその気持ちも分かります。ただ、子供が生まれたら【お父さん】なんです。
・子供の嫌がらないミルクの飲ませ方
・サッと変えられるオムツの取り替え方
・泣き止まない子供のあやし方
これらをスマートにできる【最高のお父さん】を目指していきたいですよね。
こっちの記事も参考になりますよ。
男性の育児休暇のメリット⑤仕事から完全に解放されることで、キャリアプランを見つめ直しができる
育児休暇は長い日曜日や、正月休みにたとえられたりします。
大型連休後は、「仕事に行きたくない!」って思うことはありませんか?
育児休暇のような長期間の休みは、65歳の遥か先の定年までを考えると、自分の仕事やキャリアプランを見つめ直すいい機会かもしれません。
事実ベース、大型連休中に転職を考える人は多いようです。
転職される時期としては、昔から「ボーナスを貰ってから・・・」というタイミングを意識されている方は少なからずおられるようですが、実際には毎年年末年始、GW、お盆休みの後にご転職の相談が増加する傾向にあります。
とはいえ、子育てで忙しいと思うので、転職サイトに登録しとくと便利です。
言うからには当然ですが、僕も登録してます。
登録料は無料で使えるので、家計にも響きません。登録も表示される選択肢タップするだけで、かんたんでした。
パパママ関係なく使えて、どんな仕事のオファーがあるか分かります。
自分の仕事の適正や、ストレスの診断もできるので、単純に面白いです。
会社に迷惑かけて育児休暇取ったのに、転職活動するのはちょっと…。
と思う方もいると思います。
育児休暇は復職することが前提なので、同僚などに大っぴらに転職活動することを話すのは止めておきましょう。
子育て中でも情報を集められるので、転職サイトはパパでもママでも普通に便利です。
ただ、育児が優先なので、忙しければ今すぐに登録しようとは思わないでください。
リンクだけ置いておくので、時間があるとき見てはどうでしょう?
育児休暇中は、幼稚園やこども園の情報を集めておきましょう!こちらが参考になりますよ。
男性が育児休暇前後で想定される3つのデメリットとは?
残念なことにデメリットも考えられます。
具体的には、以下の3つです。
・職場での育休に対するパタハラ、育休取得の社内風土の問題
・出世に影響する可能性
・収入が減少する
育児休暇を取るのであれば、これらが気になるところです。
男性が育児休暇のデメリット①男性が育児休暇を取る社内風土がなく、パタハラに受ける可能性がある
前提として、育児休暇を取得する男性は、圧倒的に少数派です。
具体的な数字として、2019年度の男性の育休取得率は【約7%】です。(女性は83%)
ここ数年、男性の育休取得率が上がってきたとはいえ、特に、【上司世代が育児休暇への理解がない】という環境の方も少なくないでしょう。
上層部が育児休暇の知識がない可能性もあるため、まずは我々がある程度、育休の基礎知識を付けた方がいいでしょう。
僕の上司も育休の知識が無かったので、とても苦労しました。
男性の育児休暇のデメリット②出世への悪影響を及ぼす可能性がある
男性が育児休暇を取得することで、残念ながら出世に影響する可能性があります。
表面上は「育児休暇を取っても出世に影響はない」と言われるかもしれません。
とはいえ、長期間、仕事から離れてしまうのであれば、
・【重要なポストから外される】
・【復帰後に大きなプロジェクトに付けてもらえない】
というリスクがあります。
実際に僕は上司から「出世に影響があるかもしれない」と面を向かって言われました。
育児休暇を取得した社員の分も、割り増しで仕事をしてくれている他の社員を評価したい、チャンスを与えたいと、会社や上司が考えるケースがあるからです。
男女問わず、社員の誰かが育休をとると、会社の事業所や部署の労働力は減少します。
いくら育児休暇が労働者の権利とはいえ、会社に負担を増やしてしまうことで、出世に悪影響を及ぼす可能性は避けることができなさそうです。
男性の育児休暇のデメリット③収入の減少は避けられない
育児休業中は、特殊な社内制度が無ければ、会社からは給料は支払われません。
心配になっちゃうね…。
育児休暇中は会社に籍はおいてあるとはいえ、一時的に無職に近い状態になってしまいます。
貯金が削れていくのは、夫婦間のメンタルに負担がかかることは確実です。
ある程度の貯蓄があれば、切り崩しつつも安定した生活が送れることでしょう。
でも、産まれたばかりの子供には、色々と出費がかさんでしまいますよね。
収入については、会社ではなく個人の問題なので、どうにもならないケースもままあります。
ですが、先に挙げたデメリットである、
・育休に関する社内制度
・出世への影響
と違い、【収入減少】のデメリットは、ある程度打ち消すことができます。
次の項目で詳しく解説していきます。
男性が育児休暇で想定される収入面の3つのデメリットの打ち消し方とは?
ここでは、育児休暇を取るにあたっての障害を取り除いていきます。
育児休業給付は、主に会社側が申請をしてくれますが、個人でハローワークで申請することもできるようです。
育児休暇のデメリットの打ち消し方①収入減少は育児休業給付で対応できる
法律によって「育児休業制度」が定められており、育休中に雇用保険から「育児休業給付金」が支払われます。
育児休業給付については、厚生労働省のページを見た方が分かりやすいです。
だいたい手取りの8割くらい給付を受けられるイメージですが、便利な自動計算をしてくれる記事も紹介しておきます。
育児休暇のデメリットの打ち消し方②市町村から児童手当が受け取れる
児童手当は市町村ごとに申請する必要があります。
市町村によって、【受け取れる金額】や【何歳までが適応】かは違いがあると思うので確認してみてください。
例として、横浜市では、3歳未満1.5万円、3歳以上~中学生まで1万円が月額の給付額です。
横浜市のページのリンクはこちら。
育児休暇のデメリットの打ち消し方③条件次第で育児休暇を取りつつ働くことができる
育児休暇は、長ければ月単位で会社を休むことになります。
仕事や会社に影響が出るため、育休取得を踏み出せない理由の一つです。
しかし、条件が合えば育児休業給付を受けながら、仕事をして給料を受け取ることもできます。
条件は以下の通り。
①「1支給単位期間」(約1ヶ月とお考えください)において「10日かつ80時間を超えて就労」した場合には、その期間の育児休業給付金を受け取ることはできなくなります。
②上記①の時間内(10日以下もしくは80時間以下)であっても、受け取る賃金額によって、以下のように調整されます。
更に詳しく知りたい方は、厚生労働省のPDFも参考にして下さい。
育児休暇中に働きたい気持ちがあれば、まずは会社と相談してみましょう。
こちらも参考になりますよ。
育児休暇前後で受ける可能性がある、パタハラの実態とは?転職を考えることも重要
前提として、パタハラは「育児介護休業法」に違反する行為です。パタハラを受けないのが普通で、労働者側がガマンするのが異常な事態です。
ここでは、実際に僕が受けたパタハラや、全国で育児休暇を取得した男性のパタハラについてまとめようと思います。
育児休暇の取得前や、復帰後にパタハラがひどいなら転職も考えることも重要
育児休暇を取得した男性の20%が【パタニティ・ハラスメント】の被害にあっているようです。
連合調べ 育休取得者の20.8%が「パタニティ・ハラスメント(パタハラ)を受けた経験あり」
具体的には以下のようなことがあるようです。
・育児休暇の取得を認めない
・育児休暇前後に、言葉による嫌がらせ
・育休復帰後に異動、年次昇給を認めない、もしくは減給
事実ベース、僕も育児休暇を上司に話したとき、「昇進が不利になったり、復帰後に移動の可能性がある」、同僚からは「人手が少ないのに育休とか何考えてんだ?」と言われました。
パタハラに関しては、こちらの記事が分かりやすいです。 パタハラとは?事例から見る実態と、企業における予防対応方法
そんなストレスフルな会社に、
「今後も働き続ける必要があるのか」
と、疑問に思えませんか?
「定年まで働き続けて行きたいでしょうか?」
育児休暇は復職が前提ではありますが、求人の情報集めくらいは行動している方も多いようです。
忙しい方は転職サイトに登録しておくと便利です。
僕も育児休暇に入ってすぐに登録しました。
事実ベース、育児休暇のような長期間の休みで、65歳の遥か先の定年までのことを考えて、転職を考える人は多いようです。
転職される時期としては、昔から「ボーナスを貰ってから・・・」というタイミングを意識されている方は少なからずおられるようですが、実際には毎年年末年始、GW、お盆休みの後にご転職の相談が増加する傾向にあります。
一方で、こんなことを思う人もいると思います。
ストレスがあっても理由があって今の会社で働きたい
求人サイトの登録がかんたんって言っても面倒だし…。
そんな人も多いと思います。
とはいえ、本当に忙しい人が多いと思うので、無理に登録とかする必要は全然ないです。
リンクだけ置いておくので、参考にどうぞ。
まとめ 男性が育児休暇を取ることは、会社と家族と向き合ういい機会になります
長くなってしまいましたが、最後にまとめます!
育児休暇は、
というデメリットはあるけど、
・一番成長する時期の子供を見守れる
・家族との時間が大きく取れる
・産後の奥さんを助けられる
・給付金で手取り額がカバーできる
・育休取りながら働きながら働くこともできる
・育児は楽しい!子育て最高!
と、デメリットを超える良さが無数にあります。
また、よっぽど仕事がイヤなら、育児休暇中に求人情報を集めるのも、割と普通なことです。
ぜひ、働くお父さんは、この記事を参考に育児休暇を考えてみてください。
また、子育て忙しいママも、、パパを説得してみてはどうでしょうか。
最後まで見て下さり、ありがとうございました!
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